木を彫ることと暮らしを整えること。片づけと木のアートを楽しむ。


ふだんは「片付けのおけいこ」をお伝えしている、
オンライン専門の整理収納アドバイザーですが、
今回はちょっと特別に——
「暮らしと木の表現を楽しむ整理収納アドバイザー」です(笑)
仲間と年に一度続けてきたグループ展も、今年で24回目。
私は途中からの参加ですが、それでももう20年近くになります。
みんなとは30年以上のおつきあい。
ずっと続けてこられたのは、リーダーのおかげ。本当に感謝しています♡
● 今年の作品テーマ:「時の流れ」

おだやかに流れる木目のように、
暮らしや心の流れも、止まることなく形を変えていく——。
木を彫りながら感じたのは、
「整えること」と「生きること」はとても近い、ということ。
このページでは、そんな思いを込めて作った
三連の木彫レリーフ作品をご紹介します。
おだやかに流れはじめ、
とどまり、
そしてまた時を刻む。
木の流れと木目のうつろいに、
人の歩みと時間の流れを重ねた三連の作品です。
使ったのは、手のひらでなでたくなるようなイエローポプラの板。
表面は木の手触りを大切にしながら、
細かくサンディングを重ね、自然系のオイルで仕上げています。
光のあたり方や見る角度によって、
木目の流れがやさしく浮かび上がるよう工夫しました。
どんな時も流れは止まらず、
形を変えながら、新しい刻みを生み出していく。
その静かな力を、木のぬくもりの中に込めています。
● 制作の時間と、整える時間



彫る前の準備は、まず道具を整えることから。
彫刻刀や紙やすりを出すときも、
「今日はどんな流れにしよう」と気持ちを整えながら、
作業台の上をさっと片づけます。
手を動かしながら木を削っていく時間は、
心の中が透明になるようなひととき。
ただ手を動かすことに集中していく感覚は、
片づけの時間にも少し似ています。

木くずも、散らからないように集めながら作業を進めます。
床に落ちたものを踏むと痛い!という理由もありますが(笑)、
集めてみると「こんなに彫ったんだなぁ」と、
小さな達成感を感じる瞬間でもあります。

彫りの途中で木の節に出会ったり、
思いがけない模様が現れたりするたびに、
「予定通りにいかなくても、それが味になる」と思います。
暮らしの中でも同じように、
思いどおりにいかないことや、予想しなかった出来事があります。
でも、流れにゆだねることで見えてくる美しさがあるのではないでしょうか。
● おだやかな流れを、暮らしの中に
家を整えることも、作品を仕上げることも、
どちらも「自分と向き合う時間」。
立ち止まりながら、少しずつ前へ。
自分はどんなふうにありたいのか。
時間をどんなふうに過ごしていきたいのか。
そんな問いを大切にしながら、
暮らしを味わい、楽しみながら歩んでいきたいと思っています。
● 制作メモ
使用木材:イエローポプラ無垢材(ウッドモール)
サイズ:25mm × 300mm × 300mm(3連)
仕上げ:木彫オイル



